梅が出回るのが6月頃。
お庭に梅の木がある方から頂いた梅と、スーパーで買った紀州の梅。
両方とも完熟の黄色くなったものを使ってジャムを作ります。
まだ青さが残っているなら、室温に置いておくと黄色く変化します。
黄色くなってから、ヘタを楊枝で取り除き、洗って、冷凍保存しておきます。


梅のブルーム
梅のブルームだと思いますが、収穫したばかりの無農薬の梅を水の中に入れると、銀色の膜に覆われてとても綺麗です。
ブルーム(bloom)又は果粉(かふん)とも呼ばれます。
完熟の証、鮮度の証です。
果実に含まれる脂質から作られた天然のワックスで、雨や朝露などの水分をはじいて細菌の繁殖や病気を予防、そして果実から水分の蒸発を防いで鮮度を保ちます。
自然のブルームは口に入れても害はありません。
ブドウ、プラム、キュウリ、スイカ、ブルーベリー、ブロッコリーの表面の白い粉をふいたようなあれです。

完熟梅を使う理由
先ず果肉が柔らかいです。ジャムにする時に実が崩れやすい。
次に青い梅は灰汁(アク)が多く、えぐみ・渋味・苦味が強いので灰汁抜きが必要になります。
青い梅でも美味しいジャムになりますが、私は黄色い梅を選んで作るようにしています。
梅ジャムの作り方

- 冷凍した完熟梅 1㎏
- グラニュー糖 1㎏
- 水 500㏄
材料をボウルに入れ一晩おきます。(水分が出て火を入れやすくなります。)
上の画像が一晩おいた梅。この時に種を取り除き、皮が大きすぎたらキッチンバサミなどで小さく切ります。
それをホーローやテフロンの鍋に入れて煮詰めていきます。
灰汁が出るので丁寧に取ってください。

上の画像は2kgで作っ時の量です。この瓶は大きめで300㎖ぐらい入ります。
朝のヨーグルトに欠かせない梅ジャムが出来ました。
瓶に詰める時に脱気をしますが、その方法はこちらです。
梅ジャムの効能
梅ジャムの梅エキスは免疫力UP、インフルエンザ予防、疲労回復、殺菌効果、動脈硬化予防、抗酸化作用、血流改善、美容にも良くアンチエイジング効果があります。

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