旬の大根との出会い


産地にもよりますが、大根の旬は秋から冬(11月~3月頃)。
特に寒さが厳しくなる12月下旬から2月にかけては、甘みが増していちばん美味しくなる季節です。
先日、車で出かけた際に、とてもきれいに整えられた畑を見つけました。
なんと表現したらよいのか分かりませんが、とにかく畑全体が几帳面に整えられていて、「こんな畑を作る人の野菜は、きっと美味しいに違いない」と思わせる、そんな印象の畑でした。
畑の一角には無人販売の棚があり、のぞいてみると、ちょうど生産者の方がいらっしゃいました。
すると「さっき採れた、もっと大きい大根があるから持ってきてあげようか」と声をかけてくださり、もちろん「お願いします」と即答。
お値段は、なんと150円。
この価格自体は特別珍しいわけではありませんが、手にした大根は、とにかく大きくて美しいものでした。
あまりにも大きかったため、葉の部分は切り落としてもらい、残念ながら全体像は写せなかったのですが、本体だけでも長さは約60cm。重さは約4㎏。
そして驚いたのが、大根の葉の美しさ。
こんなにきれいな大根の葉は、今まで見たことがありません。
「葉はどうやって食べるのが美味しいですか?」と伺うと、
「茎の部分を食べるといいよ。葉の先のほうは使わないんだ」と教えてくださいました。
教えていただいた通り、さっそく調理してみることに。
葉の長さの半分ほどで切り落とし、茎を食べる感覚で細かく刻みます。
今回は、油揚げと小さな乾燥えびを使用しました。
ポイントは、まず下茹ですること。
- いったん茹でてザルにあげる
- ごま油で炒める
- 油揚げとえびを加え、醤油・砂糖・白だしなどで味を調える
今回はこんな手順で作りましたが、じゃこやベーコンを使っても美味しそうです。
大根の本体は大きめに切って調理。
旬の力をたっぷり感じる、とても美味しい一品になりました。
こんな素晴らしい大根を育ててくださったおやじさんとお母さんに、感謝の気持ちでいっぱいです。





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