サンゴー(Sango)とは
三郷陶器(さんごうとうき)は、1932年に愛知県旭村(現・尾張旭市)で創業した陶磁器メーカーです。
白生地の洋食器づくりから始まり、その後90年以上にわたり日本人の食卓を彩る多彩な製品を世に送り出してきました。
食卓に欠かせない器。お気に入りの食器に盛り付けるだけで、いつものごはんも少し特別に感じられますよね。
そんな「暮らしをちょっと楽しくする食器」を作り続けているのが、三郷陶器です。
サンゴーの昭和レトロ カップ&ソーサー




Sango JAPAN PAT.109046-1
SUMI-E 内山雨海 SANGO
SUMI-E CHINA 内山雨海 SANGO 36㎝オーバルプレート 41.5㎝オーバルプレート




内山雨海(うちやま うかい、1907-1983)は、日本の書家・水墨画家です。
東京生まれで、日本大学文学部哲学科を卒業し、浦上玉堂に私淑、下村為山に見出されて墨画の指導を受けました。
彼は「書画一致」を主張し、書と水墨画を一体の芸術として追求したことで知られています。
伝統の上に立ちながらも、現代的な感覚で独自の墨絵を創作し、墨画・書・篆刻など幅広い分野で活躍しました。
作品は国内外の美術館にも収蔵されており、哲学的な芸術観と人生観を持ち、詩や随筆など文筆活動も行いました。
90年以上続く、三郷陶器の歩み
三郷陶器は1932年、白生地の洋食器製造から始まりました。
1930〜50年代
北米向けディナーセットを生産し輸出を拡大。1952年には高級磁器素材「マグナ」を開発して毎日文化賞を受賞。1957年にはディズニーキャラクター食器を発売するなど、新しい挑戦を続けてきました。
1960〜70年代
グッドデザイン賞を連続受賞し「デザインの三郷」と呼ばれる存在に。琺瑯製品や特殊転写紙の生産など、幅広いものづくりへ挑戦。
1980〜90年代
ヴァレンティノ、ニナ・リッチ、ランバンなど有名ブランドとコラボ。1990年には直営店をオープン。
2000年代〜現在
ミッシェル・クランやホコモモラ製品を発売し、2008年には直営店を「KINO+」としてリニューアル。2010年にはEC販売を開始し、2024年には「スイマー」「アルプスの少女ハイジ」「手塚治虫キャラクターズ」といった人気キャラクター製品も登場しました。
創業から90年以上、常に新しい時代に合わせた商品を発信し続けています。
三郷陶器の特徴
三郷陶器の魅力は、日常に溶け込みながらも食卓を楽しくしてくれるデザイン性にあります。
豊富なアイテム
洋食器・和食器だけでなく、保存容器、カトラリー、酒器、フラワーベースまで幅広く展開。
安心のキャラクター食器
ディズニーや手塚治虫キャラクター、アルプスの少女ハイジなど、正規ライセンス品を手がけています。
多素材での展開
陶器にとどまらず、ガラス・木製・金属・プラスチック製品など暮らしに合わせた多彩な商品づくり。
産地の強み
岐阜県土岐市と中国潮州市という陶磁器の二大産地に拠点を持ち、高品質かつ安定した供給体制を整えています。
人気シリーズいろいろ
三郷陶器の代表的なシリーズをピックアップしてみましょう。
ミッケ
料理を食べ進めるとライオンや猫の顔が現れる遊び心あふれるデザイン。和柄×北欧テイストの融合が魅力。
イルッテ
「ここにイルッテ」と動物たちがひょっこり登場する北欧風の和食器。素朴で親しみやすく、子どもにも人気。
ネイチャー
空や森、海など自然をテーマにした美濃焼のマグカップ。釉薬による表情の違いが楽しめ、二つとして同じものはありません。
プラネットU2
惑星をモチーフにした幻想的なシリーズ。手作業で仕上げられた銀河のようなデザインはギフトにも最適です。
アニマルフラワーベース
人や動物の顔をモチーフにしたユニークな一輪挿し。花を生けるとまるで口から花を咲かせたようになり、見ているだけで笑顔になれます。
「デザインの三郷」が守り続けるものづくり
三郷陶器は長い歴史の中で「デザインの三郷」と呼ばれるほど、企画力・デザイン力に定評があります。
創業から90年以上積み重ねてきた知識と技術を大切にしながら、これからも毎日の食卓に笑顔を届ける商品を生み出し続けています。
✨ まとめ
三郷陶器(さんごうとうき)は、創業90年以上の歴史を持ちながら、常に新しい挑戦を続けている老舗メーカーです。
暮らしに寄り添った実用性、心が弾むようなデザイン、そして信頼できる品質。そんなアイテムが揃う三郷陶器の食器は、日常をちょっと特別にしてくれる存在です。

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