毎年この季節になるとひな人形を飾ります。
木目込み人形、加茂人形とも呼ばれ、京都の下賀茂神社の奉納箱の職人が残り物の木で木目込み人形を作ったのが始まりとされ、300年近い歴史があります。
木目込みとは桐の粉とのりを混ぜたものを固めたものに溝を彫り、そこに様々な布地をへらで入れ込む(木目込む)木製の人形の事です。
竜光作となっておりますが、詳しい資料はなく今はもう作られていないのでしょう。
布地が今のもののように煌びやかではなく素朴で落ち着いた色合いなので、独特の味わいがあると思います。
顔も細い筆で目を描いているので、柔らかく優しい表情です。
今では小さな頭の現代風の人形も作られているようですが、少し昔の丸くかわいい顔立ちの人形が好きです。
ガラスのケースが付いているものもあるようですが、古い蕎麦屋のお盆に二つに分けて飾ってみました。
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